出版物
スラブ・ユーラシア叢書- 1. 国境・誰がこの線を引いたのか-日本とユーラシア
- 2. 創像都市ペテルブルグ:歴史、科学、文化
- 3. 石油・ガスとロシア経済
- 4. 近代東北アジアの誕生―跨境史への試み
- 5. 多様性と可能性のコーカサス-民族紛争を超えて
- 6. 日本の中央アジア外交-試される地域戦略
- 7. ペルシア語が結んだ世界-もうひとつのユーラシア史
- 8. 日本の国境・いかにこの「呪縛」を解くか
- 9. ポスト社会主義期の政治と経済-旧ソ連・中東欧の比較
- 10. 日露戦争とサハリン島
- 11. 環オホーツク海地域の環境と経済
- 12. 北西ユーラシアの歴史空間
- 13. 紅い戦争のメモリースケープ
- 14. 北極の人間と社会
――持続的発展の可能性 - 15. 北東アジアの地政治
―米中日ロのパワーゲームを超えて - 16. 日本帝国の膨張と縮小
―シベリア出兵とサハリン・樺太
[スラブ・ユーラシア叢書 7]
ペルシア語が結んだ世界-もうひとつのユーラシア史
『ペルシャ語が結んだ世界:もうひとつのユーラシア史』(森本一夫編著)が北大出版会から「スラブ・ユーラシア叢書」シリーズの一つとして刊行されました。現在では日本ではなじみの薄い国々で使われる「マイナー」な言語にすぎないペルシャ語は、かつてインドを何世紀にもわたって支配したムガル帝国の正式な言語であったほど、広域にわたって通用していました。 本書はそうしたペルシャ語の通用で結び付けられた世界の姿を解明しようとするものです。 編著: 森本一夫 2009 年 6月 北海道大学出版会 (出版社のページへ) ISBN 978-4-8329-6712-0 定価3000円 スラブ・ユーラシア叢書第7巻『ペルシア語が結んだ世界-もうひとつのユーラシア史』(森本一夫編著)が刊行されました。 |
目 次
序章 |
森本一夫 |
ものを書くことから見たペルシア語文化圏-その面的把握をこえて |
1 |
第1部 |
文献ジャンルから見たペルシア語文化圏 |
||
第1章 |
近藤信彰 |
ペルシア語詩人伝の系譜-韻文学の隆盛と伝播 |
39 |
第2章 |
矢島洋一 |
ペルシア語文化圏におけるスーフィー文献 著述言語の変遷とその意義 |
67 |
第3章 |
磯貝健一 |
イスラーム法とペルシア語-前近代西トルキスタンの法曹界 |
97 |
第2部 |
地域から見たペルシア語文化圏 |
||
第4章 |
菅原睦 |
中央アジアにおけるテュルク語文学の発展とペルシア語 |
131 |
第5章 |
川口琢司 |
18世紀クリミアのオスマン語史書『諸情報の要諦』における歴史著述-ペルシア語文献からの影響を中心に |
147 |
第6章 |
中西竜也 |
清代の中国ムスリムにおけるペルシア語文化受容 |
175 |
第7章 |
真下裕之 |
南アジア史におけるペルシア語文化の諸相 |
205 |
語句解説 |
233 |
||
あとがき |
239 |
||
図版出典一覧 |
243 |
||
事項・地名索引 |
245 |
||
人名索引 |
247 |
||
史料名索引 |
250 |