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[スラブ・ユーラシア叢書 7]

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 ペルシア語が結んだ世界-もうひとつのユーラシア史

  『ペルシャ語が結んだ世界:もうひとつのユーラシア史』(森本一夫編著)が北大出版会から「スラブ・ユーラシア叢書」シリーズの一つとして刊行されました。現在では日本ではなじみの薄い国々で使われる「マイナー」な言語にすぎないペルシャ語は、かつてインドを何世紀にもわたって支配したムガル帝国の正式な言語であったほど、広域にわたって通用していました。
本書はそうしたペルシャ語の通用で結び付けられた世界の姿を解明しようとするものです。

編著: 森本一夫

2009 年 6月
北海道大学出版会 (出版社のページへ)
ISBN 978-4-8329-6712-0
定価3000円

スラブ・ユーラシア叢書第7巻『ペルシア語が結んだ世界-もうひとつのユーラシア史』(森本一夫編著)が刊行されました。


目   次


序章
森本一夫
ものを書くことから見たペルシア語文化圏-その面的把握をこえて
1

第1部
文献ジャンルから見たペルシア語文化圏
第1章
近藤信彰
ペルシア語詩人伝の系譜-韻文学の隆盛と伝播
39
第2章
矢島洋一
ペルシア語文化圏におけるスーフィー文献 著述言語の変遷とその意義
67
第3章
磯貝健一
イスラーム法とペルシア語-前近代西トルキスタンの法曹界
97

第2部
地域から見たペルシア語文化圏
第4章
菅原睦
中央アジアにおけるテュルク語文学の発展とペルシア語
131
第5章
川口琢司
18世紀クリミアのオスマン語史書『諸情報の要諦』における歴史著述-ペルシア語文献からの影響を中心に
147
第6章
中西竜也
清代の中国ムスリムにおけるペルシア語文化受容
175
第7章
真下裕之
南アジア史におけるペルシア語文化の諸相
205


語句解説

233

あとがき

239

図版出典一覧

243

事項・地名索引

245

人名索引

247

史料名索引

250

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