地域研究コンソーシアム研究企画賞を受賞

　2008～2012年度新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」（領域代表者　田畑伸一郎）は，第3回（2013年度）地域研究コンソーシアム研究企画賞を受賞しました。 　

　地域研究コンソーシアムは，世界諸地域の研究に関わる研究組織、教育組織、学会などをつないで， 情報交換や研究活動を進めるネットワーク組織で，スラブ研究センターもその活動に積極的に参加しています（http://www.jcas.jp/）。

　審査委員会の講評のなかでは，「現代において経済的なプレゼンスを高めるロシア、中国、インドを地域大国として位置付けて比較することによって、 地域の特殊性や固有性を見いだすことを得意とする地域研究者が、敢えてそれらの国々が持つ一般性・普遍性の解明に挑み、 中軸国（先進国）認識とならぶ新たな基軸としての経済・政治モデルの提示を試みている点は、日本における世界認識を拡大し、 大きく転換する上でインパクトを持ち得ている」ことが高く評価されました（講評全文はこちら）。

　異なる地域研究者コミュニティを結び付けるような我々の研究活動が，地域研究者によって評価されたことは大変喜ばしいことです。 皆様方のこれまでのご協力にあらためて感謝申し上げます。