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Name
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TABATA Shinichiro
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氏名
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田畑 伸一郎
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所属
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スラブ研究センター |
職名
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教授
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学位
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社会学修士
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現在の専門
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ロシア経済
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研究内容
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- 1995~1997年の重点領域研究「スラブ・ユーラシアの変動」のなかの計画研究「経済構造と経済循
環の変化に関する実証的研究」(研究代表者 田畑伸
一郎)において、1992年以降の体制転換のなかで、ロシアの経済構造や経済循環がどのように変化したのかという問題に取り組んだ。日本におけるロシア統
計の専門家5人で研究グループを作り、この点に関わるロシアの統計について、徹底的な検証を行った。ロシアの国民所得統計、産業連関表、国際収支表などの
分析の面で、この研究は国際的にも注目される成果を上げた。この研究の成果は1冊の本(日本語)にまとめられたほか、数多くの国際会議で発表され、多くの
外国の学術誌・論文集、国内の英語学術誌等に発表された。とくに、米国のPost-Soviet Geography and
Economicsに発表された論文は、同誌の巻頭論文となり、ロシア経済をヴァーチャル・エコノミーとして描いた有名な論文の著者であるC. G.
GaddyとB. W. Ickesによる特別のコメントが付された。
- この研究をさらに深める形で、1998~2000年に基盤研究A「ロシアの地域間の資金循環」(研究代
表者 田畑伸一郎)がなされた。この研究は、上述の研究にロシアの地域経済という次元を加えるものであり、従来の研究に著しく厚みが加えられることとなっ
た。ロシアの統計の検証についても、地域統計の検証という重要な要素が付け加えられることとなり、ロシア経済統計の分析における我々研究グループの研究成
果に対する国際的な注目度はさらに高まった。また、この時期にスラブ研究センターはロシア地域の研究という分野で世界的な研究拠点の1つと見なされるよう
になったが、このプロジェクトもこのことに大きく寄与した。この研究の成果は、米国ワシントン大学の英語論文集にまとめられたほか(2002年末刊行)、
国際学会での発表、外国の学術誌・論文集での発表の面では、上述1の研究を上回る成果を上げた。
- 2001年からは、基盤研究A「ロシアの世界経済との統合に関する総合的研究」(研究代表者 田畑伸一
郎)が4年間の予定で開始された。この研究は、上述の2つの研究によってロシアの産業部門間、地域間の資金循環が統計的に分析されたことを受けて、ロシア
の国内経済と世界経済との間の資金循環に焦点を合わせたもので、ロシアと世界との関わりを経済・金融の面から分析しようとするものである。これについて
も、既に、国際学会での発表、外国の学術誌・論文集での発表がなされている。この研究のもう1つの特徴は、ロシアを中心に形成されているCIS(独立国家
共同体)についての学際的な研究を並行して行っていることである。これに関しては、2002年に日本国際問題研究所の学術誌の特集号で成果を発表している
ほか、2003年度中に研究書を出版する準備が進められている。
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研究・教育歴
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- 1981年4月~1983年3月:一橋大学大学院社会学研究科修士課程
- 1983年4月~1986年3月:一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程
- 1985年10月~1986年3月:日本学術振興会特別研究員
- 1986年4月~1997年2月:北海道大学スラブ研究センター助教授
- 1997年3月~現在:北海道大学スラブ研究センター教授
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研究業績
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- S. Tabata, “The Great Russian Depression
of the 1990s: Observation on Causes and Implications,” Post-Soviet
Geography and Economics, 41(6): 389-398, 2000.
- S. Tabata, “The Anatomy of Russian
Foreign Trade Data in the 1990s,” Journal of Economic Study of
Northeast Asia
, 2 (1): 111-119, 2000.
- 久保庭真彰・田畑伸一郎「ロシアにおける統計システム移行」『経済研究』50(4):
357-379, 1999.
- 久保庭真彰・田畑伸一郎編著『転換期のロシア経済―市場経済移行と統計システム』青木書
店、234頁、1999年。
- S. Tabata, “Transfers from Federal to
Regional Budgets in Russia: A Statistical Analysis,” PostSoviet
Geography and
Economics, 39 (8): 447-460, 1998.
- S. Tabata, “The Investment Crisis in
Russia: A Research Report,” PostSoviet Geography and Economics,
38 (9): 129144, 1997.
- S. Tabata, “Changes in the Structure and
Distribution of Russian GDP in the 1990s,” PostSoviet Geography
and Economics,
37 (3): 129144, 1996.
- 田畑伸一郎「ロシアの経済循環の変化(1989~1994年)-SNA統計利用の試み
-」『経済研究』46(4): 366-373, 1995.
- 望月喜市・田畑伸一郎・山村理人編著『スラブの経済』弘文堂、406頁、1995年。
- S. Tabata, “The Anatomy of Russian
Foreign Trade Statistics,” PostSoviet Geography, 35 (8):
433454, 1994.
- 田畑伸一郎「ソ連経済のペレストロイカ(1985~1991年)」『ロシア研究』18:
55-69,
1994.
- S. Tabata, “’Uskoreniye’ i problema
byudzhetnogo defitsita (‘Acceleration’ and the Problem of Budget
Deficit),” Voprosy
ekonomiki, 4: 2737, 1990.
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他 -受賞歴、国際会議発表、等-
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国際会議発表
- S. Hedlund and S. Tabata, “Putin’s Transition
Economy:
New Challenges for America and Japan,” The 33rd National Convention of
the
American Association for the Advancement of Slavic Studies, Washington
DC,
USA (November 15, 2001)
- S. Tabata, “Russian Great Depression in the
1990s:
Its Causes and Implications,” The 6th ICCEES (International Council for
Central
and East European Studies) World Congress, Tampere, Finland (July 30,
2000).
- S. Tabata, “Distribution of Oil and Gas Export
Earnings
among Russian Regions: A Preliminary Analysis,” The 32nd National
Convention
of the American Association for the Advancement of Slavic Studies,
Denver,
USA (November, 10, 2000).
- S. Tabata, “A Statistical Analysis of Regional
Budgets
and GDP in Russia,” The 31st National Convention of the American
Association
for the Advancement of Slavic Studies, St. Louis, USA (November 21,
1999)
- S. Tabata, “Changes in Intergovernmental
Transfers
between the Center and Regions of Russia,” AACPCS/ANZSA 1998
International
Conference on Communist and Post-Communist Societies, Melbourne,
Australia
(July 7, 1998)
- S. Tabata, “Transfers from Federal to Regional
Budgets
in Russia: A Statistical Survey,” The 30th National Convention of the
American
Association for the Advancement of Slavic Studies, Boca Raton, Florida,
USA
(September 26, 1998)
学術誌編集委員会構成員(Editorial Board)
- Eurasian Geography and Economics(米国)
- Proceedings of Economic Series(グルジア科学アカデ
ミー)
- Journal of Economic Study of Northeast Asia
(日本)
- 比較経済体制学会年報(日本)
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