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Name
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SASAKI Takao
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氏名
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佐々木 隆生
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所属
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経済学研究科現代経済経営専攻 |
職名
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教授
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学位
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経済学博士
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現在の専門
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経済学(国際政治経済学)
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研究内容
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- 国際資本移動研究において,理論と実証研究の両側面において体系的研究を行い,これを単著『国際資本移
動の政治経済学』として公刊した.本書は,国際資本移動をPasinetti型の経済体系を基盤に分析的に研究したものであり,かつ国際貿易論との理論的
関連を追求したものである.また,そうした理論的研究をアダム・スミス以来の経済学史の文脈に位置づけている.これらは,内外の研究を通じて未開拓であっ
た分野であり,70年代の多国籍企業をめぐる論争に終止符を打つとともに,研究を新しい段階に引き上げるものであった.
- 日米経済摩擦,国際通貨体制,経済統合など国際経済政策の研究において一貫して国際政治経済学的アプ
ローチを採用し,国際協力・協調に基づく国際公共財供給の必要性とその実現にあたっての問題点を明らかにしてきた.これらの研究成果は,編著2編(『構造
変化と世界経済』,『ヨーロッパ統合の脱神話化』)や現在継続執筆中の「ステイトトネイション」に見られるが,国際政治学と国際経済学を総合する研究アプ
ローチによって,はじめて国際通貨体制やG7国際協調,欧州経済統合などを,伝統的国際経済学のリベラル・アプローチや帝国主義論的アプローチから解き放
ち,戦後の経済構造の中に位置づけるのに成功した.また,これらの研究は,①国際政治学において係争問題となってきた諸論点に独自に回答を与えることを含
み,②国際政治学研究者(中村研一北海道大学教授など)とのわが国では稀有な長期にわたる学際的共同研究を伴ってきた.
- これらの研究を通じて研究者を育成し,清水一史(アジア経済論)が九州大学助教授に,ミカエラ・ノタラ
ンジェロ(マクロ経済学)がユトレヒト大学助教授に,また安藤研一(多国籍企業論,ヨーロッパ統合論)が静岡大学助教授,成田真樹子(スペイン経済論,
ヨーロッパ統合論)が長崎大学助教授に採用となり,それぞれ高い業績を出している.また,研究指導では法学研究科の大学院生が含まれ,遠藤乾北海道大学助
教授は,佐々木と中村研一の共同演習から研究を出発させている.
- ヨーロッパ経済統合の研究とともに,ルイジ・パシネッティ,パオロ・ピアチェンティーニ,マウロ・ガレ
ガティなどと研究ネットワークを形成し,国際経済学,マクロ経済学,地域経済統合研究の交流を独自に形成してきた.ミカエラ・ノタランジェロがわが国大学
院で学位を取得し,オランダの大学に職を得たのはこうした国際的交流を基盤としている.
- グローバル化とともに研究分野を革新し,i)国際金融と景気循環への研究に着手し,平成14年度に本国
際経済学会全国大会においては世界不況の現局面について共通論題冒頭報告に招聘され,ii)中村研一教授と東アジアの安全保障問題の共同研究を展開してい
る(来年春出版予定).
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研究・教育歴
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- 昭和45年4月-昭和50年3月 東北大学大学院経済学研究科博士課程(単位取得退学)
- 昭和50年4月 東北大学経済学部助手
- 昭和52年2月 北海道大学経済学部講師
- 昭和53年4月 同上助教授
- 平成元年7月 同上教授
- 平成2年9月-平成3年8月 アメリカ合衆国 プリンストン大学国際研究センター客員研究員
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研究業績
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- 佐々木隆生 国際資本移動の経済学,藤原書店,1-277,1994
- 佐々木隆生・中村研一 ヨーロッパ統合の脱神話化,ミネルヴァ書房,ⅰ-ⅹⅳ,1-
263,1994
- 佐々木隆生・村岡俊三 構造変化と世界経済,藤原書店,1-369,1993
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(7),北海道大学,経済学研究,第52巻第3号,
23-39,2002
- 佐々木隆生 開放された純粋労働経済体系とマクロ経済均衡,札幌大学,経済と経営,第
32巻第4号,29-49,2002
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(6),北海道大学,経済学研究,第51巻第3号,1-29,
2001
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(5),北海道大学,経済学研究,第50巻第2号,1
-40,2000
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(4),北海道大学,経済学研究,第50巻第1号,1
-19,2000
- T. Sasaki Alternanza tra particolarità e
universisalità: un’interpretazione dell’economia giapponese
postbellica, Capire il Giappone , Franco Angeli, 338-346, 1999
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(3),北海道大学,経済学研究,第48巻第3号,
127-141,1999
- T. Sasaki International Division of
Labour and Capital Export, Economic Journal of Hokkaido University
Vol.27, 1-9, 1998
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(2),北海道大学,経済学研究,第47巻第3号,1
-27,1997
- 佐々木隆生 ステイトとネイション(1),北海道大学,経済学研究,第47巻第2号,
105-123,1997
- 佐々木隆生 多数財リカードゥ型モデルと国際資本移動,北海道大学,経済学研究,第45
巻第1号,77-85,1995
- 佐々木隆生 リカードゥ型国際価値論と貨幣による価格表現,東北大大学,研究年報経済
学,第55巻第4号(村岡俊三教授退官記念号),1-10,1994
- 佐々木隆生 リカーディアン国際価値論と資本輸出,北海道大学,経済学研究,第41巻第
3号,1-14,1991
- 佐々木隆生 近代社会の普遍性と国民性-近代国民国家の政治経済学(2),北海道大学,
経済学研究,第40巻第1号,38-49,1990
- 佐々木隆生 経済学原理と近代国民国家-近代国民国家の政治経済学(2),北海道大学,
経済学研究,第39巻第3号,23-34,1989
- 佐々木隆生 国際価値論序説,北海道大学,経済学研究,第39巻第2号,40-59,
1989
- 佐々木隆生 ブレトン・ウッズ体制について,信用理論研究学会,信用理論研究,第5号,
55-64,1988
- 佐々木隆生 戦後国際経済の政治経済学,藤田勇編,権威的秩序と国家,東京大学出版会,
59-85,1987
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他 -受賞歴、国際会議発表、等-
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- Alternanza tra particolarità e universisalità:
un’interpretazione dell’economia giapponese postbellica, Milan
University, 1998
- The Management of Equilibrium under the Global
Economy, Sacro Cuore Catholic University, Milan, 1998
- The Political Economy of International Society,
11th
Yonsei-Hokkaido Joint Seminar, 2001
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