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Name
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MOCHIZUKI Tetsuo
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氏名
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望月 哲男
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所属
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スラブ研究センター |
職名
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教授
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学位
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文学修士
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現在の専門
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ロシア文学
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研究内容
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- ドストエフスキイをはじめとする19世紀土地主義の作家における創作、美学、政治・
社会的イデオロギーの分析を通じて、近代ロシア文化思想の特徴を研究している。
- 現代ロシアの文化状況、体制変動が社会文化にもたらす影響、ロシアと欧米・アジア文化の比較分析を通じ
て、ポストモダニズム時代のロシア文化の特徴を研究している。
- ロシアの経験を中心とした20世紀文化の反省的性格付けという作業を、内外の研究者との連携によって試
みている。2000年度にはスラブ研究センター夏期シンポジウム『ロシア文化:新世紀への戸口に立って』を開催、この問題に関する総合的議論を行った。
- 主として科学研究費による共同研究に基づいて、現代ロシアの文学作品・作家・文化
事象に関する紹介、翻訳、データベース構築を進めている。スラブ研究センター・ ホームページに『 現代ロシア作家 』『現代ロシア文学作品
』の両データベースを掲載している。
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研究・教育歴
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- 1975年4月 東京大学大学院人文科学研究科 修士課程入学
- 1978年3月 同修了 文学修士
- 1978年4月 同博士課程入学
- 1982年10月 同単位取得退学
- 1982年11月 東京大学文学部助手
- 1986年4月 北海道大学スラブ研究センター助教授
- 1994年2月 同教授(現在に至る)
- 1988年5月-1989年3月ソ連科学アカデミー世界文学研究所(日本学術振興会派遣研究者)
- 2000年9月~2001年2月 コロンビア大学ハリマン研究所、モスクワ大学文学部(文部科学省在外
研究員)
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研究業績
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- 望月哲男、沼野充義、亀山郁夫、井桁貞義他『現代ロシア文化』(国書刊行会、2000)
pp.419+14
- Tetsuo Mochizuki(ed.), Russian Culture
on the Threshold of a New Century, Sapporo: Slavic Research Center,
2001. pp. 1-308 (in Russian and English)
- 望月哲男「空虚とポストモダン文芸:ペレーヴィンの作品を中心に」望月哲男,沼野充義,
亀山郁夫,井桁貞義他『現代ロシア文化』(国書刊行会、2000)pp.301-330
- Tetsuo Mochizuki,“Postmodernism in
Russian Prose Literature of the Nineties”, Bettina Henn, Anja Kreisel,
Dagmar
Steinweg (eds.) Das Eigene und das Fremde in der russischen Kultur:
Kontinuitaten und Diskontinuitaten der Selbstdefinition in Zeiten des
Umbruchs, Dokumente und Analysen zur russischen und sowjetischen Kultur
Band 18, Ruhr-univ. Bochum, 2000. pp. 63-96.
- Tetsuo Mochizuki, 'The pendulum is
swinging insensibly and disgustingly: Time in "Krotkaia"', Dostoevsky
Studies , International Dostoevsky Society: New Series, Vol. IV
(2000), pp. 71-82.
- 望月哲男「ドストエフスキーの小説『おとなしい女』にみる時間意識」木下豊房、安藤厚
(編著)『論集・ドストエフスキーと現代』(多賀出版、2001)pp.153-172
- 望月哲男「パラドックスとポリフォニー」木下豊房、安藤厚(編著)『論集・ドストエフス
キーと現代』(多賀出版、2001)pp.369-376
- 望月哲男「ドストエフスキーのいる現代ロシア文学」スラブ研究センター研究報告シリーズ
NO.76『ロシア文芸研究のフロンティア(II)』(2001)pp.132-199
- Tetsuo Mochizuki,“Igraia so slovami
klassiki: Dostoevskii v sovremennoi literature”, Tetsuo Mochizuki
(ed.), Russian Culture on the Threshold of a New Century,
Sapporo: Slavic Research Center, 2001. pp. 159-177
- グリゴーリイ・チハルチシヴィリ(越野剛、清水道子、中村唯史、望月哲男訳)『自殺の文
学史』(作品社、2001)pp.373.
- Тэцуо Мотидзуки. «Вечный муж» как театр
катарсиса. , Graduate School of Letters, Hokkaido
Univ. No. 5-2, 2001. pp. 329-336.
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他 -受賞歴、国際会議発表、等-
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- 木村彰一賞(1998年): 現代ロシア文芸に関する研究とヴラジーミル・ソローキン『ロマンI,
II』(国書刊行会、1998)の翻訳による。
- Tetsuo Mochizuki, “Igraia slovami klassiki:
Dostoevskii v sovremennoi literature” SRC 2000 Summer Symposium ,
Sapporo: Slavic Research Center, 12-15 July, 2000. 口頭発表
- Tetsuo Mochizuki, “
as a Theater of Catharsis” (in Russian), The Eleventh Conference of The
International Dostoevsky Society, Baden-Baden, Germany, 4-7 October,
2001. 口頭発表
- Tetsuo Mochizuki, “Новые римэйки романа
Достоевского: о современном «Идиоте»”, International Memorial Symposium
, Moscow 17-20 December, 2001. 口頭発表
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