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活動スケジュール > JIBSN協力企画「尖閣諸島の自然と歴史」那覇・石垣」 JIBSN協力企画「尖閣諸島の自然と歴史」那覇・石垣で開催(2013年1月12-13日) 2013年1月12日(那覇・沖縄大)及び1月13日(石垣市健康福祉センター)、沖縄大の主催により、講座「尖閣諸島の自然と歴史」が開催されました。本企画は、1月14日の「尖閣の日」を睨み、地元の視線で論議を深めようという趣旨で、JIBSNの幹事でもある沖縄大学地域研究所(緒方修所長)が組織したものです。JIBSNからは古川浩司事業部会長と岩下が個人の立場で討論に参加しました。 那覇で開催された企画は沖縄大学恒例の土曜教養講座の一環として行われ、およそ100名の聴衆を集めました。上里賢一琉球大名誉教授は、尖閣諸島を「固有の領土」とみなす論調に疑義を示し、問題を克服すべき論点を提示しました。尖閣諸島文献資料編纂会の国吉まこも氏は「生活の場」としての尖閣諸島の意義を強調し、沖縄エコツーリズム推進協議会の花井正光会長は尖閣諸島のアホウドリの個体回復傾向について報告しました。これをうけ、新崎盛暉沖縄大名誉教授は「領土論」の主張に「生活圏」を対置する考えを披露しました。岩下はこれらの議論の意味を整理した上で、「生活圏」の身体性をより近い現場(八重山)から再構成する必要性をアピールしました。 石垣で開催された企画は沖縄大学の移動市民大学として実施されましたが、そこでは尖閣海域を真の生活圏にするために八重山が旗を振り、沖縄と台湾が緊密に連携する必要性が強調されました。カメラマンの水島邦夫氏による2002年のアホウドリ上陸調査のビデオ上映、国吉まこも氏の古賀商店・尖閣開拓に関する報告も50人を越える聴衆の興味を引きました。 2つの企画の模様は、「沖縄タイムス」「琉球新報」(ともに2013年1月13日付)、「八重山毎日」(1月15日付)などで大きく報じられましたが、那覇での討論は、Ustreamでもご覧いただけます。 石垣の議論については、編集の上、地元石垣ケーブルテレビで放映されます。また2つの討論と独自の取材をもとに、HBCフレックスがグローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」の企画として、尖閣諸島問題に関するDVDを制作する予定です。 (岩下明裕) (2013.01.21 up) |
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