日時: 2016年3月4日(土)13時~15時半
会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403室)、ラウンジ
講演者:
大谷 茂之(八雲町郷土資料館・八雲町木彫り熊資料館 学芸員)
荒木 繁(木彫家)
モデレーター: 山崎 幸治(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)
総合司会: 地田 徹朗(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
主催:
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)
北海道大学アイヌ・先住民研究センター
趣旨説明:
木彫り熊は、北海道定番のお土産品です。北海道という場所を想起させ、表象する代表的なものともいえます。これらの木彫り熊は、大正時代にスイスから越境して持ち帰られた木彫り熊に端を発するとされます。その歴史にはアイヌ民族も関わっています。近年では、アート作品として再評価する動きもあります。木彫り熊は、アート、ツーリズム、境界の関係性を考える上で、格好の素材を提供してくれます。本セミナーは、北海道で生まれ、日本中を「旅」してきた約100頭もの木彫り熊の展示(展示する木彫り熊は、山崎幸治氏のご両親が北九州市で収集したものです)、大谷茂之氏による講演、荒木繁氏による木彫りの実演、4人でのディスカッションを通じて、木彫り熊を目・耳・手で「知り」「感じる」場をつくります。参加自由ですので、どなたでもお気軽にご参加下さい。