12月6日(水)16:30-18:15 会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 大会議室 (403室)

シンポジウム前日ワークショップ
戦争と社会秩序の変容:ロシアによる中央アジアとコーカサスの征服

 長沼秀幸(日本学術振興会/カザフ国立大学、カザフスタン)
   ケネサル反乱とその帰結(1837-1868):カザフ社会の再編とロシア支配

 野坂(佐原)潤子(ビルケント大学、トルコ)
   帝政ロシア支配下の北コーカサスにおける分割と征服(1850-60年代)

 アズィム・マリコフ(ウズベキスタン科学アカデミー歴史学研究所、ウズベキスタン)
   サマルカンド州の「聖なる集団」:その社会的・文化的変容(1868-1917)

 

 司会:植田暁(日本学術振興会/SRC)

 

このワークショップは、共同利用・共同研究「スラブ・ユーラシア地域(旧ソ連・東欧)を中心とした総合的研究」の「近現代の中央ユーラシアに関する共同研究班」の成果の一部です。

 

 

スラブ・ユーラシア研究センター 2017 冬期国際シンポジウム

The Russian Revolution in the Long Twentieth Century
ロシア革命と長い20世紀

SRC2017冬期国際シンポジウム

2017年12月7-8日

会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 大会議室 (403室)

使用言語: English
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 Program

 
 12月 7 日 (木)
Opening Remarks 9:50-
   
1. ユーラシアにおける立憲革命の連鎖 10:00-12:00
 

フーリー・ベルベリアン(University of California, Irvine, USA)
革命で結ばれて:コーカサス、イラン、オスマン領アナトリア、アルメニア人

藤波伸嘉 (津田塾大学)
狭間の憲法:クレタ、オスマン人の特権からギリシア人の国へ

デイヴィド・ブロフィ (University of Sydney, Australia)
危機の封じ込め:中国ムスリムにとっての辛亥革命、世界大戦、「汎テュルク主義」への西洋人の反応

Discussant: 吉村貴之 (早稲田大学)
Chair: 鶴見太郎 (東京大学)
 
昼 食 12:00-13:15
 
2. 戦間期の世界秩序におけるソ連の位置 13:15-15:15
 

サミュエル・ハースト (Bilkent University, Turkey)
ソ連の石油とトルコのオレンジ:反帝国主義、二国間貿易、国民経済の発展

長縄宣博 (SRC)
反帝国主義の帝国:中央アジア、イラン、紅海に入り込むソヴィエト権力(1920年代)

ウィリアム・チェイス (University of Pittsburgh, USA)
共産党に民主集中制を取り戻す:ソ連、スペイン、メキシコ、1935-1940年

Discussant: ディビッド・ウルフ (SRC)
Chair: 田畑伸一郎 (SRC)
 
休 憩 15:15-15:30
 
3. 共産主義と資本主義の交わる場所 15:30-17:30
 

前川一郎 (創価大学)
冷戦と脱植民地化:東側のアフリカ進出に対するイギリスの反応(1960年代)

カムラン・アスダル・アリ (University of Texas, Austin, USA/Lahore University of Management Sciences, Pakistan)
人民の文学へ:ソ連の文化政策と南アジアの進歩主義作家運動

ズビグネフ・ヴォイノフスキ (Nazarbaev University, Kazakhstan)
停滞からペレストロイカのポップミュージック:どのように経済改革が東欧の文化的連携を損ない、それがなぜよかったのか。

Discussant: 藤沢潤 (神戸大学)
Chair: 望月哲男(北海道大学)
 
レセプション 18:00-
 
  12月8日(金)
特別報告 10:00-10:30
 

宇山智彦 (SRC)
日本におけるロシア革命とソ連の研究:帝国史の観点から

   
4. 1917年のペトログラード、国境地帯、国際環境 10:30-12:30

池田嘉郎 (東京大学)
ロシア革命における主権者の表象の危機

ピーター・ホルクィスト (University of Pennsylvania, USA)
革命のプロジェクトとしての臨時政府:ロシア軍占領地における1917年の経験(オスマン帝国領東アナトリアとオーストリア帝国領ガリツィヤ)

ショーン・マクミーキン (Bard College, USA)
ロシア革命と戦争(1917-1918)

Discussant: 佐原徹哉 (明治大学)
Chair: 橋本伸也 (関西学院大学)
 
昼 食 12:30-13:45
5. 内戦と干渉下での国家建設 13:45-15:45
 

アミナト・チョコバエヴァ (Australian National University, Australia)
壊れた桶 :セミレチエの内戦(1916-1921)

オリバー・バスト (Université Paris III - Sorbonne Nouvelle, France)
壮大な計画と予期せぬ帰結:イランへの10月革命の衝撃度を測る

ヤロスラブ ・シュラトフ (神戸大学)
帝政からソヴィエトへ:革命後ロシアの対日政策

Discussant: 宇山智彦 (SRC)
Chair: 小松久男 (東京外国語大学)
休 憩 15:45-16:00
6. 未完の革命?16:00-18:00
 

アンナ・ソコロヴァ(Institute for Ethnology and anthropology, Russian academy of sciences, Russia)
社会主義的平等から階級の差異化へ:初期ソ連における葬儀の管理

ユリアネ・フュルスト (University of Bristol, England, UK)
革命のブーメラン:ヒッピーとその同類はどのように革命を再びソ連に持ち込んだのか

ニコライ・ミトローヒン (Bremen University, Germany)
ソ連共産党中央委員会機構における革命家の子どもたちとソヴィエト・プロジェクトの再始動

Discussant: 松井康浩 (九州大学)
Chair: 高橋沙奈美(SRC)
 

 



Organizing Committee:
長縄 宣博、宇山 智彦、 高橋 沙奈美、菊田 悠

 

 

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