若手研究者セッション
日時: 7月29日16:30-18:15
目的地としてのロシアとソ連:20世紀前半の移動するムスリム知識人
会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
 
海野典子(東京大学)
“清朝とロシア帝国のあいだ:中央アジアのドゥンガンとウイグル人(1910年代)”
登利谷正人(上智大学)
“インド・ムスリムとソ連(1910年代から20年代):ザファル・ハサン・アイバク(1895-1989)の『回想録』から”
小野亮介(慶応大学)
“亡命トルコ学者からみたトルキスタン(1927-1932):ゼキ・ヴェリディ・トガン(1890-1970)、『新トルキスタン』、書簡”
司会: 宇山智彦(SRC)
 

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター2015年度夏期国際シンポジウム

ロシアとグローバルヒストリー


日時: 2015年7月30-31日

SRC 2015年度夏期国際シンポジウム

会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)

共通使用言語:英語  

 
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主催: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
共催: ヨーロッパ大学(サンクト・ペテルブルグ)
日本学術振興会科学研究費 基盤研究A 「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と相互認識の比較研究」
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 「軍事と外交から見るソ連の帝国建設:カリム・ハキーモフ(1892-1937)の研究」

 

 Program

  7月30日(木)
10:00–10:15 開会の辞
   
10:15–12:15 セッション 1 帝国主義と植民地主義の間:帝国間の競合と地表での政治

デイヴィド・シンメルペンニンク=ファン=デル=オイェ(ブロック大学、カナダ)

“カシュガル問題:サンクトペテルブルグ、タシュケント、ヤークーブ・ベク”

アレクサンダー・モリソン(ナザルバエフ大学、カザフスタン)

“中央アジア征服における模倣合戦と英露の競合”

ポール・デュクノワ(ベイルート・アメリカ大学、レバノン / SRC)

“われらが政府の恩恵に浴して:オスマン帝国シリア地方のムスリム社会に向けた ロシアの自己表現”

討論者: 溝辺泰雄(明治大学)
司会: 宇山智彦(SRC)
 
13:45–15:45 セッション2 文化の相乗効果:グローバル化するロシア経済
 

エカチェリーナ・プラヴィーロヴァ(プリンストン大学、米国)

“パンのみにあらず:ロシアとグローバルな文化財市場”

イーゴリ・フリストフォーロフ(高等経済学院、ロシア)

“教授と銀行家:19世紀におけるロシアの経済思想と近代金融制度の形成”

左近幸村(新潟大学)

“茶のグレートゲーム:19世紀後半から20世紀初頭のロシアの茶貿易”

討論者: 秋田茂(大阪大学)
司会: 田畑伸一郎(SRC)
 
16:00–18:00 セッション3 十字路のロシア:帝国を跨ぐ人間の移動
 

ウィラード・サンダーランド(シンシナティ大学、米国)

“動くためにつくる:18世紀における通商と名利の技術”

フィリッパ・ヘザリントン(シドニー大学、オーストラリア)

“移民の実験室:黒海地域における人の移動の歴史的軌跡”

長縄宣博(SRC)

“ムスリム世界の結節点のなかのロシア(1800-1930):スーフィズム、ナショナリズム、反帝国主義”

討論者: 黒木英充(東京外国語大学)
司会: 山根聡(大阪大学)
 
 
  7月31日(金)
9:30-10:15 特別セミナー:帝国とテクノロジー
 

マーシャ・シーファート(中央ヨーロッパ大学、ハンガリー)

“1914年以前のロシア帝国周縁部における電信網をめぐる競争”

司会: 長縄宣博 (SRC)
10:30-12:30 セッション4 引き裂かれた共同体:ロシア革命と世界
 

ボリス・コロニツキー(サンクトペテルブルグ・ヨーロッパ大学、ロシア)

“世界革命としての1917年の二月革命”

デイヴィド・マクドナルド(ウィスコンシン・マディソン大学、米国)

“1917年と「在外ロシア」一世への影響:カナダの移民社会(1917-1925)”

鶴見太郎(埼玉大学)

“帝国崩壊後の東西のロシア・ユダヤ人”

討論者: 水谷智(同志社大学)
司会: 松戸清裕(北海学園大学)
13:45-15:45 セッション5 弧を描く国際政治:戦間期ソ連が東方で果たした役割
 

サミュエル・ハースト(サンクトペテルブルグ・ヨーロッパ大学、ロシア)

“国民経済:戦間期のソ連・トルコ間貿易”

ヤロスラフ・シュラトフ(広島市立大学)

“1920年代のソ連極東政策のなかの日本”

ジョレン・ウルバンスキー(ルートヴィヒ・マクシミリアン・ミュンヘン大学、ドイツ)

“施錠された国境:満洲・ソ連衝突時における国境の表象と再正当化”

討論者: 後藤春美(東京大学)
司会: 地田徹朗(SRC)
 
16:00-18:00 セッション6 冷戦と脱植民地化:戦後ソ連の関わり
 

マーシャ・キラシーロヴァ(ニューヨーク大学アブダビ校、UAE)

“イランの1953年クーデターのソ連への余震”

アルテミー・カリノフスキー(アムステルダム大学、オランダ)

“中央アジアの冷戦:反帝国主義と開発のモデル”

藤沢潤(早稲田大学)

“天然資源を求めて:発展途上国間でのコメコンの「調整」政策”

討論者: 前川一郎(創価大学)
司会: 仙石学(SRC)
   
     
組織委員会:
長縄宣博、Samuel J. Hirst、宇山智彦、高橋沙奈美、地田徹朗

 

 
International Joint Workshop
日時:2015年8月1日(土) 9:30-13:10 
会場:スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
"社会主義の記憶と現在:宗教・政治・ナショナリズム”
 
使用言語:英語・ロシア語 (通訳なし)
   
9:30-9:35 開会の辞 International Joint Workshop
9:35-10:25 ウルリケ・フーン
“アングラからの出発?ソヴィエト人類学者、終末論的セクトを研究する ”
10:25-11:15 高橋 沙奈美
“ソヴィエト・ロシアの聖人 民衆信仰の伝統と変容”
11:15-11:30 Coffee Break
11:30-12:20 イリーナ・パプコヴァ
“コラボレーター、そして/それとも殉教の教会 ソヴィエトの過去を(誤っ て)記憶するロシア正教”
12:20-13:10 ニコライ・ミトローヒン
“1940-2000年代のロシア正教現代史研究の諸問題”

 

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