スラブ研究センターニュース 季刊 2009 年夏号 No.118 index

研究の最前線


共同研究・共同利用の公募

スラブ研究センターは全国共同利用施設として、また今回新たに認定された共同利用・共同研究の拠点として、「スラブ・ユーラシア地域研究」に関する 諸分野の研究コミュニティに対するリソースの開放を目指しています。プロジェクト型と共同利用型の公募がその主たる事業です。2008-09年度の応募数 はプロジェクト型11件、共同利用型11件、採択数はプロジェクト型4件(辞退1件)、共同利用型10件でした。次年度の公募は年末にかけておこなわれま すので、みなさまふるってご応募ください。なお、事業の詳細については、こちらを 参照願います。

2008-09年度採択者一覧
(プロジェクト型)
氏名
所属
研究課題名
大島 一
独立行政法人国立国語研究所研究開発部門
オーストリア・ブルゲンラント州におけるハンガリー人マイノリティの言語的・社会的調査
小澤 実
名古屋大学大学院文学研究科
ロシア隣接地域との交渉から見た中世北西ユーラシア歴史空間の再構築
篠原 琢
東京外国語大学大学院総合国際学研究院
境界地域における記憶と忘却の複合的・対抗的構造の分析:中央ヨーロッパの第二次世界大戦
仙石 学
西南学院大学法学部
ポスト社会主義国における選挙データの体系的整理
(共同利用型)
氏名
所属
研究課題名
佐々木路子
ユーラシア研究会・日本国際地図学会・カムチャツカ研究会会員
レーメゾフ『シベリア地図帳』の歴史地理学的研究
松井 康浩
九州大学大学院比較社会文化研究院
ソヴィエト市民による「自分史」の試み:後期ソ連体制下に書かれた「自伝的記録」の研究に向けて
ブフ アレクサンダー
筑波大学大学院人文社会科学研究科
ロシアのナショナル・アイデンティティと露日関係
井竿 富雄
山口県立大学国際文化学部国際文化学科
シベリア出兵収拾期の日本の諸政策:保障占領と「救恤」
井上 暁子
日本学術振興会特別研究員
ドイツ・ポーランド国境地帯の文学:パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』
グレチュコ ヴァレリー
神戸大学国際文化学部
文化記号論の基本的カテゴリーとしての<境界・中心・周縁>
中村 友一
中部大学国際関係学部
麻薬取引と紛争の現状:アフガニスタンと中央アジアを対象に
福間 加容
千葉大学文学部
ロシア象徴主義美術からアヴァンギャルドへ―普遍的芸術創造のための美学
森下 嘉之
東京大学大学院総合文化研究科博士課程
帝政期から戦間期におけるチェコスロヴァキア都市社会の変容過程
横田 慎介
㈱ゆめみ
太平洋戦争中の日ソ関係:重光外相とマリク駐日大使の視点から

[岩下]

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