スラブ研究センターニュース 季刊 2005年 春号 No.101 index

2005年度スラブ研究センター夏期国際シンポジウム

中央ユーラシアの地域的・超域的ダイナミズム:帝国、イスラーム、政治

2005年7月 7日(木)~ 8日(金)

会場:センター4階大会議室

7月7日(
9:30-9:45 
開会の辞


9:45-12:00 
第1セッション: 中央ユーラシアの近代知識人

アディーブ・ハーリド(カー ルトン・カレッジ、米国)

「革命の魅惑:中央アジアのジャディード (1917-1924年)」

マンベト・コイゲルディエフ(カザフスタン教育科学省歴史・民族学研究所)

「アラシュ運動とソヴェト政権:立場の相違」 〔ロシア語〕

小松久男(東 京大学大学院人文社会系研究科)

「ロシア統治下の『イスラームの家』:トルキス タンのウラマーの認識」


13:30-15:15 
第2セッション: ソ連期中央ユーラシア における強制移住

エリザ=バイル・グチノヴァ(ロシア科学アカデミー民族学・人類学研究所/スラ ブ研外国 人研究員)

「烙印を押された民族:ソ連におけるカルムイク人 強制移住」

半谷史郎(東京大学博士課程修了)

「ブ レジネフ期の民族政策:強制移住民族の位置づけをめぐって」


15:30-17:30 
第3セッション: ポスト・ソ連期中央ユーラシア諸国の政治体制

アレクサンドル・マルカロフ(エレヴァン 大学、アルメニア)

「アルメニアにおける体制形成と発展」

ドスム・サトバエフ(アセスメント・リスク・グループ、カザフスタン)

「カザフスタンの政治システムの分析:政治的リス クの力学と展開のシナリオ」〔ロシア語〕


18:00-20:00 
レセプション

7月8日(金)
9:30-12:00 
第4セッション: イスラーム復興-国境 を越えた動きか、国内問題か

ギオルギ・サニキゼ(グルジア科学アカデ ミー東洋学研究所/スラブ研COE外国人研究員)

「グローバル対ローカル:現代コーカサス地域にお けるイスラームの復活(パンキシ峡谷の場合)」 

アシルベク・ムミノフ(タシケント東洋学 大学、ウズベキスタン)

「ソヴェトおよびポスト・ソヴェト中央アジアにおける地方的イスラーム伝統に対する原理主義者の挑戦」 

菅原純(青 山学院大学文学部非常勤講師)

「リサーラの『復活』:現代新疆における民衆イス ラーム出版物」


13:30-15:45 
第5セッション: ロシア帝国と中央ユー ラシア

長縄宣博 (東京大学大学院生)

「マクタブか学校か? ウファ県のムスリムと義務教育の導入」

マルガリータ・ヂコヴィツカヤ(米国議会 図書館)

「ロシア帝国の植民地主義的態度と視覚文化:初期の写真における中央アジア」

宇山智彦(北海道大学スラブ研究セン ター)

「個別主義の帝国? 中央アジアにおけるロシアのキリスト教化・兵役政策の失敗」


16:00-17:45;
第6セッション: 国境とマイノリティ

セルゲイ・ゴルノフ(ヴォルゴグラード大 学、ロシア/スラブ研COE外国人研究員)

「ロシア・カザフスタン国境の麻薬密輸:難問と応答」 

岡奈津子(日本貿易振興機構アジア経済研 究所)

「越境ナショナリズムは国家安全保障への脅威か? カザフスタンにおけるウイグル人とウズベク人の事例」

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