北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター2014年度夏期国際シンポジウム

危機の30年:第一次~第二次世界大戦期ユーラシアにおける
帝国・暴力・イデオロギー


2014年7月10日(木)~11日(金)

危機の30年:第一次~第二次世界大戦期ユーラシアにおける帝国・暴力・イデオロギー

 

会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC)4階大会議室(403)

共通使用言語:英語  

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  主催: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
  共催: 科学研究費補助金基盤研究(A)
「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と相互認識の比較研究」
  後援: 地域研究コンソーシアム

 

 Program

 
  7月10日(木)
10:00–10:15 開会の辞
   
  10:15–12:15 第1セッション 第一次世界大戦:帝国に挟まれた戦場
報告: マーク・フォン・ハーゲン(アリゾナ州立大学)
「絡み合いの歴史」と第一次世界大戦東部戦線
佐原徹哉(明治大学)
マケドニアからサラエヴォへ:内部マケドニア革命組織と「黒い手」
オザン・アルスラン(イズミル経済大学)
「東方には善き」カフカス戦線:実際よりも前に勝つと思われたロシア第一次世界大戦の分析
討論: 村田奈々子(一橋大学)
  司会: 松里公孝(東京大学)
   
  13:45–15:45 第2セッション 崩壊に向かうロシア帝国の中のムスリム
報告: ディリャラ・ウスマノヴァ(カザン連邦大学/SRC)
臣籍と信仰の間で:戦時中ロシア・ムスリムの行動(ロシア語での報告)
ザイナビディン・アブディラシドフ(ウズベキスタン国立大学/SRC)
トルキスタン・ジャディードの民族思想:問題と解決
宇山智彦(SRC)
1910年代カザフ知識人の西洋・東洋観と戦争・文明観
討論: 長縄宣博(SRC)
司会: 小松久男(東京外国語大学)
   
  16:00–18:00 第3セッション 糧と飢餓のポリティクス
  報告: デイヴィッド・マープルズ(アルバータ大学/SRC)
1932-33年ウクライナ大飢饉(ホロドモール)をめぐる政治:最近の論争から
ニッコロ・ピアンチオラ(嶺南大学[香港])
カザフ人の犠牲の上に:スターリン時代における消費の序列とカザフスタン大飢饉(1931–33)
足立芳宏(京都大学)
ナチス・ドイツの食糧自給政策と東方拡大
討論: 地田徹朗(SRC)
司会: 家田修(SRC)
 
18:30–  レセプション(札幌アスペンホテル)
 
  7月11日(金)
  9:30–10:15 特別セミナー  旧ソ連地域における紛争
  報告: マッテオ・フマガッリ(中央ヨーロッパ大学)
ポスト・ソ連期の紛争における連鎖と影響力:クルグズスタン、ロシア、「黒騎士」
  司会: 宇山智彦(SRC)
 
  10:30–12:30 第4セッション  第一次世界大戦が革命とナショナリズムに与えた影響
報告: 長谷川毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
二月革命再考:国会臨時委員会、臨時政府と二重権力の形成
小野容照(京都大学)
第一次世界大戦の終結と朝鮮独立運動
佐原(野坂)潤子(ビルケント大学)
オスマン帝国のコーカサス系移民とコーカサスの革命運動
討論: 池田嘉郎(東京大学)
司会: 塩川伸明(東京大学)
   
  13:45–15:45 第5セッション  広域圏の思想と政治
  報告: 河西晃祐(東北学院大学)
大東亜共栄圏の文化横断的側面
ヴィレン・ムルティ(ウィスコンシン・マディソン大学)
ロマン主義的反資本主義ユートピアとしてのアジア:大川周明の政治的近代批判
斎藤祥平(北海道大学)
二つの人種論の狭間で:N. S.トルベツコイの「人種主義について」(1935)と『プラハ新聞』
  討論: 浜由樹子(津田塾大学)
司会: 望月哲男(SRC)
   
  16:00–17:30 第6セッション 戦間期から第二次世界大戦期の植民地主義
  報告: トーマス・ラフーセン(トロント大学/SRC)
戦間期の満洲:衝突する記憶
難波ちづる(慶應義塾大学)
仏領インドシナ1940–1945:フランス植民地支配と日本占領の交差
  討論: 水谷智(同志社大学)
司会: 林忠行(京都女子大学)
   
  17:30–17:45 閉会の辞
     
  7月12日(土)
エクスカーション 北海道開拓の村をメインに市内数か所を巡ります。


実行委員会
宇山智彦、長縄宣博、後藤正憲

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