SLAVIC STUDIES / スラヴ研究

スラヴ研究44号
体制移行期におけるロシア・中央アジア諸国間分業 関係の経路依存性:試論

岩崎一郎 (一橋大学・院)

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表12 工業生産動向と実質為替レートに関する回帰分析
(1991-95年)

回帰式:log IPCAt = μ + α1・log REXt-2 + α2・Dt (IPCA:工業生産動向指数(季節調整済),REX:対ロシア・ルーブル実質為替レート指数,D:自国通貨 ダミー)

推定期間(期数) μ α1 α2 R2 D.W.
カザフスタン 91.03-95.12(58) 4.492** -0.011 -0.445** 0.726 0.433


(63.544) (0.729) (10.514)

キルギスタン 91.03-95.12(58) 4.765** -0.050** -0.447** 0.664 0.540


(56.735) (3.719) (5.511)

タジキスタン 91.03-95.11(57) 2.675** 0.311** -0.379 0.282 0.527


(7.562) (3.860) (1.887)

ウズベキスタン 91.03-95.09(55) 4.494** 0.002 -0.038 0.025 0.790


(38.725) (0.103) (1.003)

注1)括弧内はt値
注2)R2:決定係数,D.W.:ダービン・ワトソン比
注3)**:1%水準で有意
データ出所:CISSTAT(1995a),CTP.11,25,CISSTAT(1996b),CTP.90 -93,『エコノミック・トレンド』(1991-95)各期版