エッセイ
スラ研の思い出(第7回)
外川継男(上智大学)
1971(昭和46)年の4月1日付けで私がスラ研の施設長に任命されたとき、スラ研をとりまく北大の雰囲気は2年前の紛争当時とはだいぶ変わってきて いた。まず学長は左翼の堀内教授から右翼と目される丹羽教授に、法学部は学部長の薮重夫教授は変わらなかったものの、二人の評議員は法律専門の平出・川井 両教授から、北大文学部西洋史出身で堀米教授門下の石川武教授と、西洋政治史思想史の小川晃一教授が新たに就任した。
1962年熱海にて:後列右より 勝田、江口、百瀬、福岡 |
1962年秋 河口湖にて 右より矢田、外川、鳥山、五十嵐 |