スラブ研究センターニュース 季刊 2009 年春号 No.117 index
北海道大学大学院文学研究科スラブ社会文化論専修では、2008年度、封安全さんが博士号を取得しました。上海の名門、華東師範大学に就職し、ます ますの活躍が期待されます。また、左近幸村さんは単位修得退学し、日本学術振興会海外特別研究員としてサンクト・ペテルブルグに留学します。
4月には、修士課程6名、博士課程2名(うち内部進学1名)の新入生を迎えました。今年度の大学院生およびスラブ研究センター研究生は以下の皆さんです (研究テーマは仮のものを含みます)。
学年 |
氏名 |
研究テーマ |
指導教員(正/副) |
|
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D3 |
倉田有佳 |
在日亡命ロシア人 |
岩下 |
荒井 |
山本健三 |
ロシア政治思想史におけるポーランド問題およびオストゼイ問題 |
松里 |
望月 |
|
秋山徹 |
帝政ロシア植民地時代の中央アジアに関する研究 |
宇山 |
長縄 |
|
須田将 |
ポスト/ソ連中央アジアとくにウズベキスタンの権力と「公民形成」 |
宇山 |
岩下 |
|
加藤美保子 |
ロシアの安全保障とアジア太平洋の地域主義 |
岩下 |
林 |
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立花優 | アゼルバイジャン現代政治 |
宇山 | 松里 | |
井上岳彦 | 帝政ロシアとカルムィク人 | 宇山 | 長縄 |
|
小野田悦子 |
ロシアにおけるイエズス会の歴史 |
望月 |
松里 |
|
麻田雅文 |
中東鉄道による満洲経営:1896-1935年 |
ウルフ |
岩下 |
|
高橋 沙奈美 | ロシア正教をめぐる記憶から見る、ポスト・ソヴィエト社会の国民統合問題 |
望月 | 松里 | |
櫻間 瑛 |
ロシア連邦沿ヴォルガ地域における宗教=民族関係 |
宇山 |
松里 |
|
劉 旭 |
北東アジアにおけるエネルギー協力 |
荒井 | 田畑 | |
マルティン・ホシェク |
極東におけるチェコスロヴァキア軍団(1918-1920年) |
林 | ウルフ | |
D2 |
竹村寧乃 |
ソ連初期ザカフカス連邦 |
宇山 |
長縄 |
イヴォナ・マレロヴァ |
日露文学の関係論(ペレーヴィンと村上春樹) |
望月 |
ウルフ |
|
D1 |
秋月準也 |
ソ連社会における「日常」の芸術性:ブルガーコフの文学を中心に |
望月 |
野町 |
アレクサンドラ・クリャクヴィナ |
有島武郎の「或る女」とトルストイの「アンナ・カレーニナ」における女の運命 |
望月 |
野町 |
|
M2 |
吉田真由美 |
ロシアの学校における文学教育 |
望月 |
荒井 |
牟田恭平 |
ハンガリー・スロヴァキア西部国境沿い地域における労働力移動 |
家田 |
林 |
|
高橋慎明 |
ドストエフスキー『地下室の手記』批評史の研究 |
望月 |
ウルフ |
|
石黒太祐 |
チェコスロヴァキア連邦解体過程に関する研究 |
林 |
家田 |
|
斎藤祥平 |
1920-1930年代におけるユーラシア主義者のソ連観 |
ウルフ |
望月 |
|
関根禎典 |
ロシア貨幣学およびその関連的研究 |
ウルフ |
望月 |
|
平間惇也 |
ユーラシア主義 |
ウルフ |
望月 |
|
松下隆志 |
ウラジーミル・ソローキンと現代ロシア文学 |
望月 |
荒井 |
|
エンリク・マリク |
日本の対中央アジア外交:カザフスタンを中心に |
宇山 |
岩下 |
|
M1 |
アレクサンドル・クラムスコイ |
サハリン大陸棚における石油・天然ガス開発とサハリン州内の反応 |
荒井 |
田畑 |
マリヤ・アルチュシキナ |
東シベリア・
極東地域と北東アジア諸国のエネルギー協力におけるサハ共和国の役割 |
田畑 |
荒井 |
|
ハン・ボリ(韓寶离) |
中央アジア少数民族の生と死に関する人生儀礼:高麗人を中心に |
宇山 |
長縄 |
|
塚田愛 |
ウズベキスタンからロシアへの出稼ぎ労働者問題 |
宇山 |
山村 |
|
宮風耕治 |
現代ロシアSF |
望月 |
野町 |
|
長友謙治 |
世界の農産物市場におけるロシアの役割 |
山村 |
田畑 |
|
研究生 |
アセル・ビタバロヴァ |
中央アジア地域安全保障 |
岩下 |