スラブ研究センターニュース 季刊 2007年秋号 No.111 index

北海道大学スラブ研究センター
2007年度冬期国際シンポジウム(予告)

ア ジア・ロシア:地域的・国際的文脈の中の帝国権力
2007 年12月5日(水)~ 7日(金)
会 場:北海道大学スラブ研究センター(SRC)大会議)
使用言語:英語、ロシア語(第2~第7セッションは英ロ同時通訳付き。報告は特記以外英語)

12 月5日(水)
13:00–15:30
第5回次世代国際ワークショップ
16:00–16:15
開会の辞  

16:15–18:30
第 1セッション 比 較帝国論

杉山清彦(駒澤大学)

中央ユーラシアのなかの大清帝国:八旗制よりみた支配構造

浅野豊美(中京大学)

日本帝国解体と国交正常化の狭間:在外財産からみる賠償と引揚

リカルダ・ヴルピウス(ドイツ)

18世紀ロシア帝国の文明化の使命:比較の視点から
討論:
マイケル・ホダルコフスキー(シカゴ・ロヨラ大学、米国)
司会:
松里公孝(SRC)

18:30-
ビア・パーティ

12 月6日(木)
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9:30-11:45
第 2 セッ ション ロ シアの拡大と東方政策の変容

マイケル・ホダルコフスキー(シカゴ・ロヨラ大学、米国)

ロシアのユーラシア・フロンティアに関するレトリックと現実

濱本真実(人間文化研究機構)

ロシア東方政策におけるタタール商人の町カルガル

イリーナ・エロフェエヴァ(遊牧学研究所、カザフスタン)   

18世紀中葉~19世紀初めの遊牧カザフ人支配エリートに対するロシアの政策:統合と変容
討論:
西山克典(静岡県立大学)
司会:
栗生澤猛夫(北海道大学)

13:00–14:45 
第 3セッ ション ア ジア・ロシアにおける帝国地理と行政

アナトリー・レムニョフ(オムスク大学、ロシア/SRC)

アジア・ロシア:19~20世紀初頭の帝国地理における植民と「ロシア化」〔ロシア語〕

松里公孝(SRC) 

ロシア大改革前夜の総督制をめぐる官僚層の論争
討論:
ヴァージニア・マーティン(ウィスコンシン・マディソン大学、米国)
司会:
竹中浩(大阪大学)

15:00–17:30  
第 4セッ ション ロ シア帝国とムスリム・ネットワーク:競争か協力か

グルミラ・スルタンガリエヴァ(アクトベ教育大学、カザフスタン/SRC)

ロシア帝国とカザフ草原におけるタタール人の仲介活動:誘引と排斥の政策(18世紀後半~20世紀初頭) 〔ロシア語〕

ロバート・クルーズ(スタンフォード大学、米国) 

カージャール朝イランの地方政治とロシアの影響力

野田仁(日本学術振興会)   

中央アジア経由の露清貿易:その規定と実態について
討論:
前田弘毅(SRC)
小沼孝博(日本学術振興会)
司会:
宇山智彦(SRC)

18:00- 
レセプション(センチュリーロイヤルホテル)

12 月7日(金)
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10:00–11:45 
第 5セッ ション 北 東アジアでのロシアの戦略と策略

ドミトリー・パヴロフ(モスクワ無線・電子・自動制御工学大学、ロシア/SRC)

極東でのロシアの秘密作戦:1904~1905

ニコライ・ツィレンピロフ(ロシア科学アカデミーモンゴル・仏教・チベット学研究 所/SRC)   

1912~1925年のロシア・ソ連とチベットの関係における表と裏の外交
討論:
デイビッド・ウルフ(SRC)
司会:
寺山恭輔(東北大学)

13:15–15:30 
第 6セッ ション ロ シア統治下の中央アジア社会の変化

セルゲイ・アバシン(ロシア科学アカデミー民族学・人類学研究所)

トルキスタンにおける帝国と人口学:人数と数え方の政治〔ロシア語〕

ヴァージニア・マーティン(ウィスコンシン・マディソン大学、米国)  

カザフ草原におけるチンギス裔の土地「所有権」の挑戦:1820~90年代

木村暁(東京大学大学院生)

ロシア保護国期におけるブハラのスンナ派・シーア派関係:現地人ウラマーの認識を中心に
討論:
小松久男(東京大学)
司会:
秋葉淳(千葉大学)

15:45–18:00 
第 7セッ ション 民 族運動・革命運動の場としてのアジア・ロシア

ジェームズ・メイヤー(コロンビア大学ハリマン研究所、米国)

公共生活と人脈:1905年以降のムスリム知識人

サラヴァト・イスハコフ(ロシア科学アカデミーロシア史研究所)

1905~1916年のロシア領トルキスタンにおけるムスリムの政治的活発性

宇山智彦(SRC) 

アラシュ・オルダとシベリア、ウラル、トルキスタン:カザフ民族運動に見る帝国地理の遺産
討論:
長縄宣博(SRC)
司会:
池田嘉郎(新潟国際情報大学)
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