スラブ研究センターニュース 季刊 2007年 夏号 No.110 index
センター夏期国際シンポジウム 「スラブ・ユーラシアと隣接世界に おけるエネルギーと環境の問題」は 予定通り7月4~6日にセンター 大会議室で開かれました。今年度 のシンポジウムはエネルギーと環 境をテーマとし、本学の低温科学 研究所をはじめとする理系の研究 者が、パネリストとして数多く参 加されたことが大きな特徴でした。
セッションの様子
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ロシアのエネルギーをめぐる セッションは、マシュー・セガー ズ、マーシャル・ゴールドマンといった、この分野 の研究で世界を代表する研究者が参加されたことか ら、非常に水準の高い議論が展開されました。たと えば、東シベリア・太平洋石油パイプラインをめぐ るこれだけの水準の議論は、世界で初めてのことで はないでしょうか。また、オタワ大学のジェシカ・ アリーナ=ピサーノ氏のペーパーは、ロシアの石油 企業による土地(農地)の大規模な購入を扱ったも ので、ロシアにおいては自由化(私有化)が最近の 再国有化の進展をもたらしたのだという斬新な結論 を導いて、注目を集めました。
環境問題に関しては、東北アジアや中央アジアに ついて、これまでセンターの研究会などでは披露さ れたことのないような研究成果が報告され、大変有 益であったと思われました。ソ連環境問題の歴史的 回顧をテーマとしたパネルでは、1940 ~ 50 年代、 60 ~ 80 年代、80 年代(チェルノブイリ)をそれぞれ扱ったペーパーが報告され、討論者と なったゴールドマン氏も、このようなパネルは見たことがないと言って、我々の企画力に脱 帽していました。ちなみに、氏は、都留重人訳『ソ連における環境汚染』(岩波書店、1973 年) の著者です。
懇親会における本堂武夫副学長の挨拶
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最後のユーラシアの海陸安全保障を扱ったセッションも、パネリストにイラン人と米国人 が並び、このような機会を設けられるのは世界中でここだけだと米国人に賞賛されました。
シンポジウムには、ロシア、米国、カナダ、イギリス、リトアニア、イスラエル、イラン、 インド、中国などから17 名の研究者が招待されて参加し、フィンランドや韓国から自費で参 加された研究者もおられました。7セッションで計22 の報告が英語あるいはロシア語でなさ れました。全体で129 名の参加者があり、初めての試みとして、会場に入り切れない参加者 のために、隣室においてビデオカメラによる同時中継がなされました。
7月4日、夏期国際シンポジウム開催前の時間帯に、下記のプログラム通り第4回次世代国 際ワークショップが開催されました。
Session 1 : | Energy Security: Russia, China and Japan | |
Shi Yajun (East China Normal
University, Shanghai) |
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Energy Security of
China: Facing Challenges and
Strengthening International Cooperation |
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Liu Xu (Hokkaido University) |
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The Decision-making
Process of the Route for the ESPO Oil Pipeline |
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Obayashi Hikaru (Kyoto University) |
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The Efforts Made
by Russia and Advanced Countries
on Hydrogen Technologies |
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Grigory Tkachenko (Pacific Institute
of Geography, FEB RAS, Vladivostok) |
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Estimation
and
Development of Oil-Gas Resources in the Okhotsk Sea Basin
and Sustainable Development in Northeast Asia (REVISED June20) |
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Session 2 : | Knowledge
and Values in Russian History |
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Tatsumi Yukiko (Tokyo University) |
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Book Trade in
Russia from 1860s to 1890s: A Geographical Analysis of Periodicals
Distribution |
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Nagao Hiroshi (Hokkaido University) |
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The In- and Outside
of the "Restrictive Measures against the Soviet Jews" in Stalin's Last
Years: The Case of Soviet VUZs |
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Yaroslav Startsev (The Urals Academy
of Public Administration, Yekaterinburg) |
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How Can a
Policy
Be Legitimated: Values and Goals Promoted by the
Russian State |
韓国外交通商部外交安保研究院(IFANS)との共同セミナー「東北アジアの地域協力:ロ シアとエネルギー要因」が予定通り5月9日にセンター大会議室で開かれました。センター では,21 世紀COE プログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」を遂行するなかで、アジア の研究者との交流が深まっており、とくに韓国の研究機関との間では同様のセミナーが毎年 のように開かれています。しかし、今回の共催相手は韓国政府直属の重要なシンクタンクで あり、このような政府系研究機関との共催は初めてのことでした(韓国の外交通商部は、日 本で言えば外務省と昔の通産省を合わせたような省です)。
同研究院からは、イ・ジュフム院長をはじめとして7名の研究者が札幌に来られました。 同院長は、前職が駐ミャンマー大使、外交官としての日本での勤務経験が豊富で、日本語も 堪能な方でした。共同セミナーの当日には、総長室への表敬訪問に引き続いて、佐伯総長主 催の昼食会がエンレイソウで開かれ、総長、林副学長らと韓国の研究者との間で親しく懇談 する場がもたれました。
セミナーは東北アジアの国際関係、エネルギー問題、経済問題をテーマとする3つのセッ ションから構成され、それぞれ日本側、韓国側からの報告がありました。討論も活発におこ なわれ,双方にとって有意義な企画となりました。
今年度の冬期シンポジウムは、12 月5日~7日に開かれます。テーマは「アジア・ロシア」、 つまりロシア帝国期の中央アジア、シベリア、ヴォルガ・ウラルで、過去10 年間に世界的に 隆盛を見せてきたロシア帝国の東方支配に関する研究の総括であるとともに、地域研究・東 洋学の視点からの帝国論のモデルとなることを目指します。プログラムにはまだ若干の変更 の可能性がありますが、現時点の暫定プログラムをここに記しますので、予定に入れておい ていただければ幸いです。プログラムはセンターのホームページで随時更新していきます。 5日の第1 セッションの前には、第5回次世代国際ワークショップも計画されています。ふ るってご参加ください。
北海道大学スラブ研究センター2007 年度冬期国際シンポジウム
12 月5 日(水) | ||
第 1セッション : | 比 較帝国論 | |
杉山清彦 |
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「中央ユーラシアのなかの大清帝国:八旗制よりみた支配構造」 |
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浅野豊美 |
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「帝国解体と国交正常化の狭間:在外財産からみる賠償と引揚」 |
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リカルダ・ヴルピウス |
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「18 世紀ロシア帝国の文明化の使命:比較の視点から」 |
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12
月6 日(木) |
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9:30-12:00 |
第 2 セッ ション: | ロ シアの拡大と東方政策の変容 |
マイケル・ホダルコフスキー |
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「ロシアのユーラシア・フロンティアに関するレトリックと現実」 |
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濱本真実 |
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「ロシア東方政策におけるタタール商人の町カルガル」 |
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イリーナ・エロフェエヴァ |
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「18 世紀中葉~ 19 世紀初めの遊牧カザフ人支配エリートに対するロシアの政策:統合と変容」 |
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第 3セッ ション : | ア ジア・ロシアにおける帝国地理と行政 | |
アナトリー・レムニョフ |
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「アジア・ロシア:19 ~ 20 世紀初頭の帝国地理における植民と『ロシア化』」 |
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松里公孝 |
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「ロシア大改革前夜の総督制をめぐる官僚層の論争」 |
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第 4セッ ション : | ロ シア帝国とムスリム・ネットワーク: 競争か協力か | |
グルミラ・スルタンガリエヴァ |
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「ロシア帝国とカザフ草原におけるタタール人の仲介活動:誘引と排斥の政策(18 世紀後半~ 20
世紀初頭)」 |
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ロバート・クルーズ |
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「カージャール朝イランの地方政治とロシアの影響力」 |
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野田仁 |
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「中央アジア経由の露清貿易:その規定と実態について」 |
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12
月7 日(金) |
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第 5セッ ション : | 北 東アジアでのロシアの戦略と策略 | |
ドミトリー・パヴロフ |
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「極東でのロシアの秘密作戦:1904 ~ 1905」 |
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ニコライ・ツィレンピロフ |
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「1912 ~ 1925 年のロシア・ソ連とチベットの関係における表と裏の外交」 |
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第 6セッ ション : | ロ
シア統治下の中央アジア社会の変化 |
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セルゲイ・アバシン |
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「トルキスタンにおける帝国と人口学:人数と数え方の政治」 |
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ヴァージニア・マーティン |
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「カザフ草原におけるチンギス裔の土地『所有権』の挑戦:1820 ~ 90 年代」 |
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木村暁 |
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「ロシア保護国期におけるブハラのスンナ派・シーア派関係:現地人ウラマーの認識を中心に」 |
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第 7セッ ション : | 民
族運動・革命運動の場としてのアジア・ロシア |
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ジェームズ・メイヤー |
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「公共生活と人脈:1905 年以降のムスリム知識人」 |
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サラヴァト・イスハコフ |
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「1905 ~ 1916 年のロシア領トルキスタンにおけるムスリムの政治的活発性」 |
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宇山智彦 |
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「アラシュ・オルダとシベリア、ウラル、トルキスタン:カザフ民族運動に見る帝国地理の遺産」 |
選考の結果、次の6名の方々が、本年度のCOE= 鈴川・中村基金奨励研究員として選ばれました。
氏 名 |
所 属 |
滞 在 期 間 |
専攻分野・テーマ |
ホスト教 |
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奥 彩子 |
東京大学大学院総合文化研究科・博士課程 |
2007.7.27-8.5 |
旧ユーゴ地域における文学研究 |
望月 |
笠谷知美 |
大阪市立大学大学院文学研究科・博士課程 |
2007.7.4-7.20 |
ビザンツ・アルメニアにおけるパウロ派異端運動 |
前田 |
佐藤圭史 |
九州大学大学院比較社会文化学府・博士課程 |
2007.10.1-10.16 |
バルト諸国とモルドヴァにおける民族問題 |
松里 |
島田智子 |
関西大学大学院文学研究科・博士課程 |
2007.12.1-12.21 |
ウクライナにおける「ソユーズ」概念の生成 |
松里 |
地田徹朗 |
東京大学大学院総合文化研究科・博士課程 |
2007.7.4-7.24 |
トルクメン運河建設計画とソ連地理学者の役割 |
宇山 |
山田徹也 | 早稲田大学大学院文学研究科・博士課程 | 2007.9.4-9.25 |
ロシア・フォークロア・民間信仰(妖怪について) |
望月 |
センターは「拡大する東欧」という表題のもと、今年も恒例の市民講座を5月14 日から6 月4日にかけて合計7回、開講いたしました。定員80 名を越えて、84 名の受講者があり、歴史、 文化、政治経済、言語、社会など多岐にわたる東欧の「いま」について講義がおこなわれました。
プロジェクターを使って講義をする越野研究員
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東欧で半世紀続いた社会主義時代に終止符を打った1989 年革命から、20 年近くが経過し、 今年は2004 年の第一波8ヵ国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア、ポーランド、チェコ、 スロヴァキア、ハンガリー、スロヴェニア)に続いて、ルーマニアとブルガリアが欧州連合(EU) への加盟を果たしました。もっとも数百年単位で歴史を振り返って見ると、欧州政治が東へ 西へと動くのにあわせ、東部ヨー ロッパも左往右往の連続でした。 ロシアや西欧がこの地域をどう認 識し、どう扱おうとしたのかを抜 きにして、東欧地域を語ることは できません。しかし他方で、もう 一度地域研究の原点に立ち戻って、 地域の人々が自分たちをどう認識 していたのか、歴史の節目節目に 地域の人々が自分たちをどう作り 直そうとしたのか、内と外との関 係を人々がどのように結びつけよ うと、あるいは切り離そうと考え たのか、東欧というのはいったい 何処から何処までなのか、こうした問題を歴史と文化を中心に問い直すことは、地域を知る 上で基本中の基本です。
熱心に聞き入る受講生
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幸いにもセンターは2003 年から 大型の研究助成を受けて、大学院 を終えたばかりの優れた人材を全 国から募り、若手研究者として研 究に専念できる環境が整備されて います。今回の公開講座では研究 の最先端にいるこうした若い力も 積極的に取り込んで、国を横並び にしたいままでのやり方とは違う 東欧論を目指しました。7回の講 演論題と講演者は以下の通りでし た。
日 程 | 講 義 題 目 | 講 師 | |
第1回 | 5月14日(月) |
「東欧」への眼差し-戦略としての地域 |
林忠行(センター) |
第2回 | 5月18日(金) |
ディアスポラの聖地: ウクライナで復活したユダヤ人巡礼から見えてくるもの |
赤尾光春(センター) |
第3回 | 5月21日(月) |
国家と宗教:旧ユーゴスラヴィアの例 |
長島大輔(東京大・院) |
第4回 | 5月25日(金) |
異国の中の祖国: ブルゲンラント・クロアチア人の過去、現在、未来 |
三谷惠子(京都大) |
第5回 | 5月28日(月) |
戦争と原発事故とベラルーシ人の国民形成 |
越野剛(センター学振特別研究員) |
第6回 | 6月 1日(金) |
ヨーロッパの「一員」か「隣人か」: ウクライナ・アイデンティティの歴史的変遷 |
光吉淑江(明治大) |
第7回 | 6月 4日(月) |
消滅、それとも拡大する東欧 |
家田修(センター) |
2008 年度における外国人特任教授の審査がおこなわれ、77 人の応募者の中から、以下の4 名の正候補者が、過日の協議員会で承認されました。なお、審査の過程で、提案されたプロジェ クトが優れていること等から正候補者を例年より1名多い4名としたため、うち2名につい ては滞在期間を5ヵ月とすることにし、本人にも了解していただきました。この2名につい ては、宿舎などに配慮しつつ、近いうちに滞在期間を決めることになります。[荒井]
氏名 | 所属・現職 | 研究テーマ | 滞在予定期間 |
キム、ゲ
ラ(ゲルマン)(KIM, Gela <German>) |
アル・
ファラビ名称カザフスタン国立大学朝鮮研究部長・朝鮮研究センター長 |
ポスト・
ソ連期における少数民族のディアスポラ形成: ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンの朝鮮人 |
2008
年7月1日~ 2009 年3月31 日(9ヵ月) |
シュカロ
フスキー、ミハイル(SHKAROVSKIY, Mikhail) |
サンクト
ペテルブルグ国立中央文書館主任研究員・研究部副部長 |
第2次世
界大戦期におけるドイツ、イタリア、日本における正教会政策 |
2008
年6月1日~ 2009 年2月28 日(9ヵ月) |
ミッソノ
ヴァ、リュドミラ(MISSONOVA, Liudmila) |
ロシア科
学アカデミー民族学・人類学研究所上級研究員 |
ツングー
ス民族史に関連したウィルタについての包括的研究 |
未定
(5ヵ月) |
レン
ナー、アンドレアス(RENNER, Andreas) |
ケルン大
学ゲルダ・ヘンケル研究員 |
戦時中に
おけるロシア人医師 |
未定
(5ヵ月) |
ニュース前号以降、次の専任研究員セミナーが開かれました。
月日 |
発表者 |
報告 |
センター外コメンテータ |
4 月20日 | 林 忠行 | 「東中欧諸国の地方制度改革と欧州化」 |
吉田徹(北大大学院法学研究科) |
5 月22日 | 松 里公孝 | 「境界地域から世界帝国へ:多元的複合国家としての清、ブリテン、ロシ
ア」 |
長谷川貴彦(北大大学院文学研究科) |
6 月13日 | 岩 下明裕 | 「ロシアと南アジア:パワーバランスと国境ダイナミズム」 |
中島岳志(北大公共政策大学院) |
林研究員のセミナーは、昨年度分の持ち越しですが、理事・副学長職が継続するなか、致 し方ないところでしょう。提出ペーパーの内容は、東中欧諸国の地方制度改革に見られる欧 州化の問題について、各国の政党政治の観点から議論しようというもので、まさに林研究員 の十八番でした。
松里専任研究員セミナーが実質的に今年度最初の専任研究員セミナーとなりました。提出 ペーパーは、現在センターが出版準備を進めている「スラブ・ユーラシア学」講座3巻本の 第3巻第1章の原稿となるものでした。内容的には、センターが申請中の特定領域研究プロ ジェクトの切り口の一つである帝国論の理論的土台となるもので、いつもながら大変野心的 なものでした。
岩下ペーパーは、4月末に出版されたばかりの木村汎・袴田茂樹編著『アジアに接近する ロシア』(北大出版会)に収録されたものでした。岩下研究員お得意の戦略的三角形の議論を 南アジアにおいて展開したものでした。
今号でお知らせすることになった三つの専任研究員セミナーは、期せずして、センター外 コメンテータがいずれも北大の教員で、センターの研究活動に参加するのは初めての方ばか りでした。これもセンターの活動の地域的・分野的拡大を反映するものでしょう。
ニュース109号以降の北海道スラブ研究会、センターセミナー、及びSES-COEセミナーの活動は以下の通りです。
4月27日 | ||
■ | 長縄宣博(センター) |
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「ロシア帝国のムスリム社会:その研究の回顧と展望」
(北海道スラブ研究会総会:記事参照) |
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6月18日 | 「フィンランド学者たちとの対話」研究会 |
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■ | M. キヴィネン(アレクサンテリ研究所、フィンランド) | |
“Frames of Russian
Energy Policy in Transition” |
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■ | E. カラ(同) | |
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“The New Martyrsand
Confessors of Holy Russia(SES-COE
セミナー:岩下エッセイ参照) |
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6月27日 | ||
■ |
M. キャツ(ジョージメーソン大、米国) | |
“Putin’s Policy
toward the Shanghai Cooperation Organization”(SES-COE セミナー) |
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7月2日 | ||
■ | D. キム( 外交安保研究院、韓国) | |
“Korea-Russia Relations:
Yesterday, Today and Tomorrow”(SES-COE セミナー) |
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7月7 日 | 「アジアとユーラシアの紛争と外交」研究会 |
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■ |
長尾賢(学習院大・院) | |
「非対称戦における国家間関係」 |
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■ |
田澤佳昭(道都大) | |
「東シナ海・南シナ海における沖合島嶼の空間価値の変
遷」 |
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■ |
加藤美保子(北大・院) | |
「ロシアのAPEC 政策(1989-2007)」 |
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ロシア長期経済統計報告会 |
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■ |
久保庭眞彰(一橋大)・栖原学(日本大)・田畑伸一郎(センター) | |
「国民経済計算」 |
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■ |
栖原学・久 保庭眞彰 | |
「農林漁業・鉱工業」 |
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■ |
雲和広(一橋大)・森永貴子(同) | |
「帝政期の人口調査と人口動態」; |
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■ |
田畑伸一郎 | |
「帝政期の統計制度と財政」 |
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■ |
上垣彰(西南学院大) | |
「帝政期の貿易」 |
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■ |
石川健(島根大)・大津定美(大阪産業大) | |
「労働力・賃金」 |
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■ |
中村靖(横浜国立大) | |
「金融」 |
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■ |
雲和広 | |
「地域統計」 |