「国境から世界を包囲する」

2009年6月14-15日、中国黒龍江省ハルビンにて、省政府と中国社会科学院主催に よる「第2回東北アジア地域協力発展国際会議」が開催されました。これは、中ロの2カ国間で毎年開催されてきた会議が、日韓蒙などを加えた多国間会議へと 発展したもので、中国語・ロシア語・英語の同時通訳により、全体会議が実施されました。日本からは丸屋豊二郎理事(ジェトロ・アジア経済研究所)、吉田進 理事長(環日本海経済研究所)、坂下明彦教授(北海道大学大学院農学研究科)ら豪華な顔ぶれが参加し、スラブ研究センターからは岩下が招待されました。黒 龍江省社会科学院では伝統あるロシア(シベリア)研究所が有名ですが、日本専門家のだ志剛所長が率いる北東アジア研究所が台頭し、日本と韓国の人脈のプレ ゼンスが高まっています。センターが低温科学研究所と協働している環オホーツク海環境プロジェクト、そしてこれから始動するGCOE「境界研究の拠点形 成」のパートナーとして、ハルビンの研究所や大学との協力関係の深化・拡大が期待されています。

(岩 下明裕)


全体会議報告「国境から世界を 包囲する」

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