第１章　ロシア外交のスペクトラム

伊東孝之

　　　　　　−自己認識と世界認識のあいだで

　　はじめに
１．世論、世論形成者、制作決定者
２．大西洋主義
３．小ロシア主義
４．権力外交論
５．ユーラシア主義
６．大国再興論
７．南進論
　　結びに代えて

　　　はじめに
１．国境をめぐる若干の研究史：膨張論の検討
２．膨張と内部国境
３．国境装置と「要塞の周囲」
４．ゴルバチョフ期の国境観の変化
５．ロシアの国境政策と国境装置(1)
６．ロシアの国境政策と国境装置(2)
　　結び

　　はじめに
１．「アジア＝ユーラシア」国際システム
２．中央アジア＝カフカース
３．ロシアとCISの今後
４．ロシアとブラックボックスとしての「アジア＝ユーラシア」国際システム

　　はじめに
１．「戦略的パートナーシップ」の形成
２．危機のなかの国境交渉（1992-95年）:無秩序と摩擦
３．岐路に立つ国境交渉（1996-97年）:必死の代償
４．「戦略的パートナーシップ」の展望

　　はじめに
１．スロヴァキア外交と欧州統合
２．スロヴァキア＝ロシア関係の展開
３．スロヴァキア外交の内政要因
４．スロヴァキア工業利益とメチアル政権
５．1998年選挙とその後の展望
　　おわりに

　　　　引用・参考文献
　　　　あとがき
　　　　人名索引