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カザフスタン

カトリーヌ・プジョル 著
宇山智彦/須田将 訳

2006 年 9月
白水社【文庫クセジュ】 (出 版 社のページへ)
ISBN 4-560-50904-2
定価999円(税込)/ 新書判 並製 184頁 

目   次



序−領域から共和国へ−


9
第一部 カザフ空間とユーラシア


15

T自然地理学的概略
U人文地理学的データ




第一章 カザフ人登場以前のカザフ空間



24

T先史時代から有史時代へ
U最初の定住民帝国
V最初の草原帝国の周辺でーサルマタイ、烏孫、康居
W突厥可汗国からテュルク系諸連合の交替へ
Xイスラーム化の初期段階からモンゴルによる破壊まで(8〜11世紀)
Yオグズ、キプチャク、キマク
Zカラキタイ国家とイスラーム(1130-1220年)




第二章 多様性の少ない遊牧世界−諸オルダ


43

Tモンゴルによる征服とその結果
Uモンゴル帝国の分裂(14〜15世紀)
V青オルダ、白オルダ?
Wモグーリスタン(1346〜1514年)
Xアブルハイルのハン国(1428〜68年)
Yノガイ・オルダ(14世紀末〜16世紀)
Zカザフ・ハン国と諸ジェズ(15〜18世紀)




第三章 ロシアによる征服と植民地化


59

T国境線の建設から同化へ
Uロシアとの対立の初期段階
V均衡の崩壊−反乱の時代
Wロシア行政による中ジュズの支配
Xロシア政府によるスップ征服の完了
Yロシア的近代に対面するカザフ社会−社会文化的衝撃
Zカザフ・エリートの政治化




第二部 ソヴェト・カザフスタン


79
第一章 1917年の革命−時系列的顔略


80

T臨時政府の樹立
Uボリシェヴィキによる政権奪取と内戦
V戦時共産主義の終わりとネップ




第二章 スターリン時代

89

T境界画定、工業化、集団化
Uカザフスタンにおける文化革命
V「変革の遅れ」に対するスターリンの反応
W第二次世界大戦という転換点
Xイデオロギー戦線の新しい状況




第三章 ソヴェト空間への統合−フルシチョフからブレジネフまでの経済と文化


102

T壮大な「処女地」開拓と経済の再編
U政治と文化の雪解け
Vブレジネフ期の停滞−均衡が、それとも潜在的危機か?




第四章 主権の主張−ペレストロイカから1991年まで


110

Tカザフスタンにおけるペレストロイカの諸段階
U主権から独立へ
V経済の開放に向かって
W独立に向かう最後の直線・・・




第三部 脆弱な巨人−ポスト・ソ連の移行から再構成へ−


125
第一章 独立以降の政治状況


127

T政治的・法的な変化
U共和国の安全保障
V政権と反対派




第二章 新しいパートナーたちに向けた開放−国際的均衡のなかでのカザフスタン


142

T地域機構・国際機構への参加
U孤立脱却に賭けられたもの−内的な要因
Vロシア連邦との避けがたい関係
W米国の特権的パートナーとしてのカザフスタン
X中国の思慮深い隣国、カザフスタン




第三章 深い変化を遂げつつある文化と社会


162

T若年層と教育の再編
Uいくつかの新しい社会現象−宗教の復興
V体制移行の影響−保健衛生面での打撃





結び

171

訳者あとがき−地域大国化するカザフスタン−

175

参考文献

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