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「言語」の統合と分離
「言語」の統合と分離
[著 集]
  荒井幸康
 
 
 
 

 
発行月: 2006年3月
発行所:三元 社
ISBN4-88303-175-6
A5判、横組、251頁


目  次
序章

モンゴル世界
.........009
第 1部 ラテン文字化以前のモンゴル諸族 (〜1930)

第1章 モンゴル諸族の文字使用の歴史
1.1 20世紀以前から使われていた文字
1.1.1 モンゴル文字
1.1.2 パスパ文字
1.1.3 トド文字
1.1.4 ソヨンボ文字
1.2 20世紀以降に使われはじめた文字
1.2.1. ワギンダラ文字
1.2.2 ラテン文字
1.2.3 キリル文字
1.3 20世紀初めのモンゴル人諸地域における文字使用
状況
...........................024
第2章 ロシア革命以前のブリヤートにおける言語政策
2.1 20世紀初めの諸改革
2.2 モンゴル文字・キリル文字・チベット文字
2.3 民族運動から啓蒙活動へ
2.4 ワギンダラ文字による表記の試み
2.5 ラテン文字による表記の試み
...........................037
第3章 カルムイクにおける言語政策(〜1930)
3.1 改革前の言語使用状況
3.1.1 20世紀まで
3.1.2 20世紀初め
3.2 第1次キリル文字期(1924〜1930)
3.2.1 改革直前の状況
3.2.3 改革の始まり
3.2.3 文字体系の変遷とカルムイクの言語政策をめぐる言語学的な問題
3.2.4 論争の発展
3.2.5 「文字問題」会議
3.2.6 再検討
3.2.7 解決に向けて
3.2.8 「カルムイク語転写・正書法会議」
...........................051
第4章 ロシア革命後のブリヤート 
4.1 ロシア革命とブリヤート
4.2 文化民族会議
...........................070
第5章 モンゴルにおける言語政策(〜1930)
5.1 モンゴル革命以前の言語状況
5.2 ブリヤート人たち
5.3 モンゴル革命以降
...........................078
第 2部 ラテン文字化以降のモンゴル諸族 (1930〜)

第6章 ソビィエト連邦における言語政策
6.1 ラテン文字化政策期
6.1.1  ラテン文字化運動の進行過程
6.1.2  ラテン文字化のイデオロギー
6.1.3  土着化
6.2 キリル文字化政策期
6.2.1 ロシア語の地位の向上
6.2.2 「ソヴィエト」という名の文明
6.2.3 ある回想録から
6.3 「国際」的な語彙の問題
...........................086
第7章 モンゴル諸族におけるラテン文字化の始まりとモンゴル諸族文字・言語問題会議
7.1 ラテン文字化の始まり
7.1.1 モンゴルにおいて
7.1.2 ブリヤートにおいて
7.1.3 カルムイクにおいて
7.2 モンゴル諸族文字・言語問題会議
7.2.1.  会議参加者の顔ぶれ
7.2.2 会議における議論
...........................110
第8章 ラテン文字化以降のカルムイクの言語政策
8.1 ラテン文字化期(1930〜1938)
8.1.1 新しい世代
8.1.2 モンゴル諸族文字・言語問題会議
8.1.3 第4回カルムイク言語建設会議
8.2 再度のキリル文字化(1938〜)
...........................118
第9章 ラテン文字化以降のブリヤートの言語政策
9.1 ラテン文字改革運動(1929〜1938)
9.1.1 二つの計画
9.1.2 バラーディンの発表
9.1.3 ポッペの発表
9.1.4 その後のラテン文字化正式決定までの経緯
9.1.5 基礎となる方言選定の問題
9.1.6 ブリヤート・モンゴル語学戦線問題学術会議
9.1.7 西ブリヤート言語文化向上会議
9.1.8 ラテン文字によるアルファベットと正書法とバラーディンとポッペの関わり
9.1.9 1936年の言語会議
9.1.10 基礎となる方言変更の決定
9.1.11 ポッペは標準方言をホリ方言にすることを知っていたのか
9.1.12 バザル・バラーディンの理想
9.2 キリル文字化へ(1938〜)
9.2.1. 1939年に採用されたキリル・アルファベット
9.2.2 キリル文字化とポッペ
...........................140
第10章 ラテン文字化以降のモンゴルにおける言語政策
10.1 ラテン文字化期(1930〜1941)
10.1.1 大粛清後
10.2 キリル文字化へ(1941〜)
10.2.1. キリル文字化によって変わったものと引き継がれたもの
10.2.2 ポッペとモンゴルにおける文字改革
..........................179
第11章 ウラジーミルツォフの理想と現実
11.1 1929年『モンゴル文語・ハルハ方言(ナレーチエ)比較文法』
11.2 ウラジーミルツォフの考えたモンゴル諸族の未来像
..........................193
終章 「言語」の統合と分離


...........................205
参考文献
...........................214
モンゴル言語政策史関連年表(〜1946)
...........................231
あとがき 
...........................239
索引
...........................245


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