北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 2023 夏期国際シンポジウム
(共催: 6th Meeting of the Mongol Empire Spring Series)

崩壊の局面:アフロ・ユーラシアから
               「14世紀の危機」を思考する

日時:2023年7月13日(木)-14日(金)

会場: 北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 4階大会議室(403室)

使用言語: 英語(通訳なし)
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Short Bios

 
  7月13日 (木)
 
9:30- 9:45 開会の辞
   
 
9:45-11:45 セッション1:西洋から危機を再考する
 
報告者: 大貫俊夫(東京都立大学)
  「13世紀におけるドイツ・シトー会修道院:中世温暖期から小氷期へ」
  ルスラン・シャクマトフ(SRC)
  「14世紀ルーシ諸公国における気候変動と歴史事象の関り:史料と気候プロキシの比較」
  ヨハネス・プライザー=カペラー(オーストリア科学アカデミー)
  「アドリア海とカスピ海のあいだ:かつてのビザンツ、将来のオスマン帝国領において社会生態系的見地から14世紀の危機を考える」【オンライン参加】
討 論: 小澤実(立教大学)
司 会:

青島陽子 (SRC)

 
13:30-15:30 セッション2:東アジアの危機
 
報告者: 宇野伸浩(広島修道大学)
  「13世紀末から14世紀初頭にかけての中国の気候アノマリと災害」
  イーシャーヤフ・ランダ(ボン大学)
  「モンゴル帝国期ユーラシアの飢饉、国家とその安定性:予備的考察」
  フランチェスカ・フィアスケッティ(ウィーン大学)
  「崩壊説に抗して:14世紀ユーラシアの知的ネットワークとその声」【オンライン参加】
討 論: 崔素暎(東国大学校)
司 会: ディビッド・ウルフ (SRC)
 
15:50-17:50 セッション3:危機を測るための新たな手法
 
報告者: 中塚武(名古屋大学)
  「人間社会のレジーム・シフトを活性化する要因としての数十年周期気候変動」
  西村陽子(東洋大学)
  「気候変動と歴史の枠組み:9~11世紀の東ユーラシア」【オンライン参加】
  諫早庸一(SRC)・中塚武(名古屋大学)
  「バグダードに雪が降る:「小氷期」の戸口に立つモンゴル帝国」
討 論: アダム・イズデプスキ (マックス・プランク人間地球学研究所)【オンライン参加】
司 会: 宇山智彦(SRC)
 
  7月14日 (金)
 
13:30-15:30 セッション4:コネクティビティと危機
 
報告者: 四日市康博(立教大学)
  「2つのサイクルから元朝史を見直す:遊牧世界と海域世界」
  邱軼皓(復旦大学)
  「両王朝衰退の目撃者:アルグンシャー・アル=ナースィリーの生涯と彼の社会ネットワーク」
  フィリップ・スラヴィン(スターリング大学)
  「14世紀の危機と中央アジアの変容」【オンライン参加】
討 論: 趙元熙(韓国学中央研究院)
司 会: ミルラン・ベクトゥルスノフ (SRC)
 
15:50-17:50 セッション5:マクロとミクロ、双方から見る北方の危機
 
報告者: マリ・ファヴロ(パリ・ナンテール大学)
  「危機の時代におけるモンゴルのレジリエンス:14世紀アフロ・ユーラシアの環境危機にジョチ家はどのように適応し、ウルスを再編したのか」
  中村和之(函館大学)
  「13~14 世紀のアムール河下流域の寒冷化について」
  ニコラ・ディ・コズモ(プリンストン高等研究所)
  「黒海における1343年の危機:事例、文脈、帰結」【オンライン参加】
討 論: コンスタンティン・ゴレフ(ブルガリア科学アカデミー)
司 会: 長縄宣博(SRC/ILCAA)

 



共催:

 科研費21H00555「「14世紀の危機」についての文理協働研究」

 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 国際的な生存戦略研究プラットフォームの構築 

 科研費22H04938「ミレニアム大気再解析プロダクトの創出」

後援:
 地域研究コンソーシアム(JCAS)

 

組織委員会:
 諫早庸一、長縄宣博、ルスラン・シャクマトフ、村上智見 

 

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