スラブ研究 No.47 Copyright (C) 1999 by Slavic Research Center ,Hokkaido University.All rights reserved.


世界戦争とネオ・スラヴ主義
―第一次大戦期におけるヴャチェスラフ・イワノフの思想―

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北 見  諭


はじめに

1.ネオ・スラヴ主義

1-1.フランクのブルガーコフ、エルン批判
 
1-2.トルベツコイの戦争論
 
1-3.ネオ・スラヴ主義の国民主体の構制―ネオ・スラヴ主義批判― 
 
1-4.ネオ・スラヴ主義とイワノフ

2.スラヴのアイデンティティー

2-1.ディオニュソスとアポロン
 
2-2.普遍主義イデオロギーの摘発
 
2-3.特殊性の擁護とソボールノスチ

3.ソボールノスチの特殊と普遍

3-1.諸国民の特殊性
 
3-2.イワノフとトルベツコイ―メシアニズムとミッショニズム―
 
3-3.特殊主義の普遍主義への転化

4.イワノフとスラヴ主義―歴史と無意識―

4-1.スラヴ主義と歴史
 
4-2.保守主義的思考としてのスラヴ主義
 
4-3.イワノフと歴史
 
4-4.歴史と無意識

5.世界戦争の形而上学

5-1.二つの全体性
 
5-2.世界戦争と世界の全体化
 
5-3.世界戦争と新たな地平への超出
 
5-4.戦争論のまとめと批判

むすび